舞台で演奏するとき、緊張したらどうします?

先日、稲沢教室で小さな発表会をしました。
発表会前の最後のレッスンで40代の生徒さんと話したことです。

「去年は初めてだから緊張するというより『嬉しい!』って気持ちの方が大きかったんです。」


とおっしゃるのです!!!なんて素敵なんでしょう!!!『嬉しい!』って気持ちの方が大きいなんて!!

「『今回はうまく弾けるかな?間違えたらどうしよう?』って気持ちの方が大きいんです。」

と続けられました。

そこで私は「安心できること」「よかった。と思えること」を探してみてはいかがですか?と提案しました。
安心できること、それは些細なもので良いのです。

・朝起きてお天気よくて良かった。
・新型コロナウイルスが流行っているけど、開催できて良かった。

・今日の私もかわいくて良かった(笑)。←浮腫んでないとか、湿疹ができていないとか…。
・事故をせず会場に来られてよかった。…etc…

些細なことから自分の安心材料を探していくってのはとても大事になってきます。自分の心の中は自分の「安心するもの」「よかったもの」で満たしてあげましょう。

そして、会場に着いたら色々観察してみましょう。

まずは会場の観察。
・会場はどのくらいの大きさなのかな?
・壁の質感はどんな感じなんだろう?
・天井はどのくらいの高さなんだろう?
・客席から舞台を見たらどんな感じがするんだろう??

自分自身の身体観察。
・ドキドキしている。
・手足が冷たい。
・口が乾いている。

その時に気を付けていただきたいのが、ただ観察するだけです。
例えば、
「こんな広い会場で弾くなんて怖い!」
「手足が冷たくなってきてどうしよう!」

というように「怖い」「どうしよう」という感情と一緒に考えないこと。

「こんな会場で弾くんだな~。」
「手足が冷たくなってきたな~。」

とあくまでも観察するだけです。冷静に状況判断していきます。どんなことが起こっているのか?どんな状況にいるのか?ということがはっきりさせます。

また、マイナスな気持ちが湧き出てくるかもしれませんね。

「間違えたらどうしよう?」
「下手って思われたらどうしよう??」

間違えは人間なら誰にだってあることです。

「間違えたらどうしよう!!!」という気持ちを「間違える可能性もあるかもしれないね!!」と変えてみて、「間違えも想定内。」としてみたらどうでしょう???


「お客さんに下手って思われたら?どうしよう?」という気持ちも出てくるかもしれませんね。

お客さんがどう感じるか?何を思うか?というのは私にはコントロールすることはできません。「下手」と思う人がいるかもしれませんし、「上手」と思う人がいるかもしれません。人の思考は私にはコントロールできません。

コントロールできないことに対して悩んでも、何もできません。それよりコントロールできることをコントロールしていきましょ!

心の中の「どうしよう」という焦る気持ちが減ってくるかもしれませんよ。

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marimba38便り