浜松市在住アレクサンダーテクニークの教師
(実習中)マリンバ、打楽器奏者の間瀬早綾香です
 

今、私がマリンバで練習しているソロの無伴奏の曲はpのトレモロから始まります。

私が使っているマレットは黒のレスタマレットです。(ごく一部の人にしか分からないと思いますが・・・。)

どんなマレットか?というと、とても硬いハードマレットです。

なんでそんなマレットで練習しているのか?
なんでソフトの柔らかいマレットで弾かないのか??

というと、それは作曲者さんのイメージに出来る限り近づけたいからです。

「ハードなマレットで、うすーーいガラスのような繊細なイメージで。」といのが作曲者さんが仰っていました。

彼女の頭の中で描いたイメージを私は音にしたい。と日々探求しています。

そんな中で得たアイディアは吹奏楽の打楽器でも使えると思うので参考にしていただけたら嬉しいです。

ppでトライアングル「チーーン」って場面。

ちょっと想像するだけでドキドキしますよね??そんな感じと同じです。

そんな場面を想像してみてください。

息をする

え?息はしてるでしょ?と思うかもしれません。

でも、でも、ひょっとして、息を止めてしまうってことありませんか?

(これは打楽器奏者に限らず、ピアノ、弦楽器奏者など音を出すのに息を使わない奏者にはありがちだと思います。)

以前の私もそうでした。

自分が苦手とするところ、テンポが速いところで、無意識のうちに息を止めていることは多いので、意識して息をしてみましょうか?小声で「あーー」と言いながらやってみるのもいいかもしれません。

身体の軸からほんのちょっとほんのちょっと動いている、ということ意識し、準備する。

これは非常に分かりにくい表現かもしれませんが、犬や猫がじっとしているとき、彼らは止まっていると思いますか???

完全に止まってはいないですよね??ほんのちょっとですが、ほんのちょっとだけ動いていますよね?

私たち人間も同じです。じっとしている時、私たちは止まっていません。ほんのちょっと、ほんのちょっとだけ動いています。ほんのちょっとの動きはそれは自然なことです。

他人が見ても分からない、自分自身にしか分からないような身体の軸からほんのちょっと、ほんのちょっとした動きを止めることなく、動きながら演奏する準備をする。

何が大事なのか?というと身体の繊細な動きを止めないことです。常に動き続けることです。息を止めてしまうとその繊細な動きを止めてしまうことになります。

そんなときATを使うとより繊細な動きになってきますよ。

演奏する。

繊細な音を出さなくてはいけないときほど、繊細な準備が必要になってきます。

演奏する前にはカウントしますよね?

それはそのテンポで演奏する準備だったり、一緒に音を出すタイミングを合わせるためだったりしますよね??

身体も同じように準備が必要です。

自分が出したい音を出すためにはどのような身体の準備が必要なのか?ダイナミックな動きが必要なのか?繊細な動きが必要なのか?ATを使いながら身体の動きの準備もしてあげてくださいね!!

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