アレクサンダー・テクニークについて思うこと|アレクサンダー・テクニーク

今日はレッスンについてアレクサンダー・テクニークの見習い教師が思ったことをシェアしたいと思います。(というより、私の頭の中でモヤモヤっとしているものを整理したいな。という気持ちの方が大きいかもしれません。笑)

なにか新しいものを学ぼうとするとき、私たちは人から教わります。それは 「今まで知らなかった新しいことを知り、今までできなかったことができるようになる」 ことだと思います。

でも、アレクサンダー・テクニークはちょっと違うと思います。 「今までやってこなかった方法を知り、その方法を選択してみる」 ことではないかな?と私は思います。 


何が言いたいのか?というとアレクサンダー・テクニークって目的達成までにどんな方法を選択するか?を選ぶ方法を学ぶような気がします。 ただ単に「やってなかったこと」をやるだけので、とてもシンプルで難しいことではないのです。ただ、無意識に選択していたものを意識的に選択しなおすので今までと違った考え方をしなくてはいけないので、そこに違和感を感じてしまうことはあるかもしれません。

違和感を感じるため、それを「難しい」と捉えてしまったり、「やりづらい」と感じてしまう人もいます。
それはただ単に今までの方法とは違うからという理由なだけです。

アレクサンダー・テクニークって シンプルに選択を変えるだけのことなのに、結果が大きく変わってきたりするんです。シンプルで奥が深いので学んでも学んでも終わりがない沼のようなものです(笑)。 

また、私がアレクサンダー・テクニークの教師のいいところだな。と思っているのは、一般的な「先生と生徒」という関係性は


教師「教える人(できる人)」
生徒「教わる人(できない人)」


となりますが、アレクサンダー・テクニークは技術的な面では


教師「素人」
生徒「専門家」


というシチュエーションが非常に多いです。なんで生徒さんが専門家で教師が素人でレッスンが成り立つわけ?!と思われる方も多いと思います。
アレクサンダー・テクニーク教師はその技術のことは分からなくても、動きを見ているので問題はありません。むしろ先入観を持たずに観察をできるという点では利点だと思っています。

なので、上下関係があり「教える」というより、「一緒に探求する」という場面が多いように感じます。
そんな関係性が私は気に入っているところです。