4月29日に行われる予定だったリサイタルは新型コロナウィルスの影響により、10月11日延期となりました。
丁寧に丁寧に時間をかけて作品と向き合う時間が出来ました。
その中で最近私がしていることは
写譜です。
写譜って、楽譜を見ながら書き写すことです。
今回演奏する曲の中にとても丁寧に書かれた手書きの美しい楽譜があります。
以前、作曲者の方からこの曲がどんな状況の中で生まれてきたのか？お話を伺ったことがあります。
写譜をしながら、その時の様子を思い浮かべながら、計算された一つ一つの音に想いを馳せていました。
マリンバがいかに美しく響くか？を計算されたこの曲を、私は自分のこのマリンバで「夢・汎ホール」というこじんまりとした空間に、どんなマレットを使ってその響きを生み出していくのか？私も考えて、計算して、音を生み出していこう。と思うとワクワクします。
また、写譜をしていると、ついつい見逃してしまっていた記号などに気付くことがあります。また、そこから作曲者の強い想いが伝わってきます。
曲が仕上がってきたころに一度写譜をするのはおススメです。
今まで見えてこなかったもの、ついついスルーしてしまっていたもの、気づいてはいたけど、それほど大きなメッセージとは思っていなかったもの。いろんな景色が見えてくると思います。
そして、作曲者からより多くのメッセージを受け取ることができると思います。
楽譜は作曲者からのお手紙（ラブレター）ですからね！！
10/11のリサイタルのチラシも近々お見せすることができると思います。
今、この状況でどんな工夫をすればお客様に安心して生演奏を楽しんでいただけるのか？？考えているところです。
もう少しお待ちくださいね。
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marimba38便り