60代の生徒さんとのレッスンでの話です。
その方は「楽譜を見ながら弾けません。」と仰るのです。
ホントかなあ~???
「弾けない」のではなくて「挑戦してない」だけじゃないかな??と思い、ちょっと実験をしました。
窓の外を見ながら「ドレミファソラシド」と音階を片手で弾いてもらいました。
ちょっと外す音はあるものの、弾けました。
では次は「ド、ミ、ソ、シ」と右手で弾いてもらいました。(1つとびの音階です。)何度かやってみると「ソ→シ」のときに外すことがわかりました。
「ソ→シ」の距離は自分で思っているよりほんの2センチくらい離れている。ということを認識してもらい、もう一度やってみました。
見事、音を外さずできました!!
今度は同じように左手で「レ、ファ、ラ、ド」と弾いてもらい、外しやすい音は微調整していきました。
高い音に行くときに音を外しやすい、ということが分かってきました。
ということは、高い音を弾くときにちょっと気を付ければいいということが分かります。
では、最後に窓の外を見ながら両手で交互に「ドレミファソラシド」と弾いてみると…。
弾けました!!!
窓の外を見ながら音階が弾ける、ということは~~~もちろん!!!!
楽譜を見ながら弾けるはずです!!
「弾けない」のではなく、「挑戦してない」だけでした。
「できない」と思い込んでしまうのは簡単なことです。でも、ちょっと待って、
「できない。と思い込んでいたことって、やってみました??」
やってみると「あれ?私できるじゃない!!!」って気づいちゃうかもしれませんよ。
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marimba38便り