浜松在住のマリンバ、打楽器操奏者、そしてアレクサンダー・テクニークの教師の間瀬早綾香です。
先月行われたコンサートでの私の勘違いについてシェアしますね。
私が演奏したのはプーランクの「フルートソナタ」1曲です。
・今回のコンサートでは1曲しか演奏しない
・ここ3年くらい時間をかけて取り組んできた曲
・本番も2回経験している
そんな状況から私はかなり気持ちに余裕がありました。
そんな状況から私は何をしたいと思ったのか?それは
「ゾーンに入ってみたい」
ゾーンとは?
ゾーンとは、集中力が非常に高まり、周りの景色や音などが意識の外に排除され、自分の感覚だけが研ぎ澄まされ、活動に没頭できる特殊な意識状態を指します。その際には、取り組んでいることに没頭し、驚異的な集中力で予想以上の結果を出すことが可能になると考えられます
news.mynavi.jp/article/20200917-1258236/
「ゾーンに入ったことがある」というお友達にどうしたらゾーンに入れるか?聞いていました。
それからの私は「作品を仕上げる」というより、「ゾーンに入るためにはどうしたらいいのか?」を考えていました(笑)。
あれ???目的は何???
そうなんですよね。目的を勘違いしていました。つかみどころのない「ゾーンに入る」ということが目的になってしまっていました(笑)。
目的がずれてしまっていることに気づき、「ゾーンに入る」ということにこだわらないように自分自身、修正して本番を迎えました。
「ゾーンに入りたい!」と思っていた私、これこそ、F.Mアレクサンダーさんのいうエンドゲイニングです。
エンドゲイニングとは結果ばかり求めてしまい、経過を無視してしまうことです。それとは逆に目の前のことをコツコツ積み重ねていくことをミーンズウェアバイと言っています。
(しかも私の場合「ゾーンに入る」というつかみどころのないものを目的にしていたし。笑)
本番ではどうだったのか?というと、
ゾーンに入ってないなかったと思います。そもそもゾーンというものがどんな状態かわからないので、何とも言えませんが(笑)。
とりあえず、自分の中では納得のいく演奏ができたのではないかな?と思います。
・・・・・・それでいいじゃない!
ゾーンに入ろうが入らまいが、他人がどう思おうが、自分が納得出来れば1番良いじゃない!と思いますけど。ねえ。笑