浜松在住のマリンバ・打楽器奏者、そしてアレクサンダー・テクニーク教師の実習中の間瀬早綾香です。
日常生活の中でついつい使ってしまう「苦手」という言葉について考えてみようと思います。
「苦手」ってどんな時に使いますか?
そもそも「苦手」ってどんな意味でしょう?
①爪がにがく、手に毒のあるという手。その手でさわると癪しゃくや腹痛などが治るという。好色一代女2「私の―薬なりと、夜明け方までさすりける」
広辞苑
②勝ち目のない相手。いやな相手。また、気性などが合わないで互いに忌みきらう相手。
③不得手。不得意。「数学は―だ」
普段②や③の意味で使っているのではないでしょうか?
「苦手」という言葉を使うと嫌だという感情が伴ってしまうと思いませんか?
どんなことを「苦手」と思っていますか?
私の場合はこの例文にあるように「数学が苦手」と思っていましたし、「和声が苦手」と思っていました。
最近では、「これって本当に苦手なの・・・?」と自問しています。
それって本当に「苦手」ですか?
私の場合、「数学が苦手」「和声が苦手」と思っていましたが、それって今までのどこかの時点で「十分に理解できなかった時があり、それを放置してしまった」からではないでしょうか?
私の場合、ただ「数学の楽しさを知らない」「和声の面白さを知らない」だけではないかな?と思いました。
知らないと思うと心がほんの少し軽くなり、「ちょっとやってみようかな?」「私にもできそう!」と思いませんか?
言葉はとてもパワフル
同じことでも苦手としてしまうのか?知らないとするのか?で受け取る印象は違ってきます。それだけ言葉はとてもパワフルです。
苦手と拒絶する前に「本当に苦手なのかしら?ひょっとして知らないだけなんじゃないかしら?」と自問してみてはいかがでしょうか?
知らないが知っているに代わると苦手ではなくなると思います。独学でやるのもいいと思いますが、サポートしてくださる方を見つけるというのもよい手段だと思います。(余談ですが、今わたしは和声を勉強しなおしています。私がお世話になっているのは作曲家の小菅由加里さんの「和声オンラインレッスン」です♪)
言葉が変わると動きやすくなる
私たちは無意識に言葉を選択して、自分自身を動きやすい状態にしたり、逆に動きづらい状態にしていることがあります。
動きづらい状態を作ってしまっていると気づいたら、頭とセキツイの関係をお願いして動きやすい言葉を選択してみてはいかがでしょうか?(頭とセキツイの関係をお願い」ってなに?と思う方はこちらをどうぞ→「アレクサンダー・テクニークってなに?」)
「苦手」と拒絶してしまう前に試してみてくださいね!!
音楽のレッスンだけではなく、アレクサンダー・テクニークのレッスンは日常生活の動きについてもレッスンできます。気になる方は是非お問い合わせください。